小枝から幹をめざして

今は小枝しか拾えてないけどいつか幹にたどり着くんだ。個人的な勉強の忘備録PHP,MySQL,javascript

景気がよかったのは時間と空間を換金していたから



驚いたことが子連れで行く場所がないことだった。
こんなに小さな子供の居場所すら換金対象になってしまった

それまで培っていた資産を売り払ったからに過ぎない
ーーーーマクドナルド化する社会

80年代を覚えている最後の世代だが、金にならない資産がそのへんにゴロゴロしていたように思う。
誰とは知らない子供も一緒に遊び、名前も聞かずに帰って行った
(もちろん子供の怪我のリスクや犯罪に巻き込まれるリスクはあったが)
人々は「子供とはそういうもんだ」という牧歌的なものだったと思う。
人々の意識は完全に変わってしまった。「あらゆるものに値段がつけられる」と知ってしまってから。

子供に対して「うるさいから外で遊んできな さい」と言う余裕は無くなった
なぜならこの30年で「子供を遊ばせる空間」は金を出して買うものになったからだ。

車を出して自分の家の前で騒がれたのでは面白くない。快適な空間は金だ。
俺はこの家に35年ローンを組み、毎月苦しい思いをして払っている
なぜこんな

金が出せないなら時間を出さなければいけないし、自分のところの土地を出せとせまられる
親の時間は金だし、自分の土地だって金だ。とどのつまりは金を使えということだ。

フジモンが子供だった70年代はどの家庭も母親が服を縫うのが一般的だったそうだ。
・・・と生地も今より安かった。母親に服を縫われては金が儲からない。

【材料費の高騰】


日本の景気が全体的に良くなることはもう絶対に無 いと断言できる。
時間も空間も使い果たされ、どこを見渡しても換金するものが無いからだ。

自分たちだけが